ワールドカップバレー2003男子 日本 vs イタリア

 3-1で敗戦。でも、燃えました。マジで。応援用のバルーンも手に色がつくくらい叩いて、3セット目を取った時は立ち上がって思わず俺泣いてたましたもん(笑)それくらい熱かったです。川合俊一が「この日は会場全体がひとつになってた」と言ってたけど、ほんとそうでした。テレビだとそれが伝わってないかもしれませんが、あの日の代々木はすごかった。試合をしている日本チームと会場にいる人みんなの心がひとつになってのイタリアチームに向かってた。おおげさだと言われるかもしれませんが、少なくとも会場ではそう感じました。
 この日の全日本、ほんと集中してましたよね。まだまだミスは多いけどサーブも結構入ってたし、何より良かったのはレシーブ。強打レシーブもよく上がってたし、ワンタッチ後のフォローもよかった。食らいついてました。そしてみんなで上げたボールを山本・加藤・細川がよく決めてた。あとサーブレシーブがよくなってたので、宇佐美のトスも冴えてました。伊藤、尾上のセンター線を使えてたから、両サイドのブロックを揺さぶることも出来てました。日本もサーブをしっかり入れて、サーブレシーブをきっちり返せば互角の戦いが出来るんです。この日のようなプレーが出てきていればあと3、4勝は出来てたはずですが、"たら れば"を言っても仕方ないし、無意味だけど、まだまだ全日本はやれる、と思わせてくれるような試合でした。
 最初、「全勝対決が見れるし金曜日の方がよかった」とか思ってたんですが、今は土曜日でよかったと思ってます。全日本は最後まであきらめないプレーで底力を見せてくれましたし、会場全体がひとつになる、そんな空気を感じることもできました。男子は女子にくらべて結果が出ませんでした。しかし、俺は今日の全日本に"感動をありがとう"と言いたいです。