アテネオリンピックバレーボール世界最終予選 日本 vs 韓国


・日本 3 [ 25-19 25-19 25-15 ] 0 韓国
今日で絶対に決めろ!って思ってましたが、ぶっちゃけ今日負けても明日勝てば大丈夫なわけじゃないですか。でも、会場行って生で見てしまうとやっぱり熱くなりました。第3セットを取ってアテネ行きを決めた瞬間、泣いている竹下と高橋の姿を見てもらい泣き(T▽T) 
スタメンはセッター竹下佳江、センター大友愛吉原知子、レフト栗原恵木村沙織、ライト高橋みゆきリベロ成田郁久美で今大会不動のメンバー。
第1セット、緊張からか気負い過ぎてるのか動きが硬い。木村はファーストタッチでつなぎをミスして、その後もスパイクがシャットされる。栗原もスパイクが全然決まらない。全部ブロックにかけて拾われる。少し嫌なムードが漂いはじめたところ、それを断ち切ったのが大友の移動攻撃、そして今日のMVPと言ってもいい佐々木みき。木村と交代で入ってきて最初のスパイクを決めると、前から後ろから強烈なスパイクを叩き込む。佐々木の投入をきっかけに栗原もよくなってくる。
第2セットは最初から佐々木が出場。第1セットと変わらず好調。栗原も完全に復調。高橋もレフト・ライト・センター・そしてバックアタックと打ちまくり。大友のCワイドの内に切れ込む時間差なんて見事のひとこと。途中、つなぎが乱れて竹下がライトに(おそらく高橋に対して)あげたトスを中央にいた大友が走りこんできて打ってしまったのはちょっと面白いプレーでした。驚いた高橋も打った大友も笑ってましたね。
そして圧巻だったのが、大友のバックアタックNECでも最初のうちは打ってましたが、サーブを打つと早々とリベロと交代するんで、あんまその機会がないんですね。全日本でもそうなんで多分打ったことはほとんどなかったと思うんですが、今日出ました。相手のスパイクをレシーブ、返りが短くなったところを竹下がバックライトへトス。それを大友がクロスに長いスパイクを決める。このスパイクを決めたとき、後衛には佐々木と高橋(だったと思う)がいたんですよね。高橋はあんまり打たないけど打てるし、何より佐々木がいる。ほんとセッター以外の全員がバックアタックを打てるんですよね。いつの試合だったか、中田久美が「ラリーの中でコンビを使えるのようになったのが大きい」というような事を言ってましたが、ほんとそうですね。これは多少ボールが乱れても移動攻撃にいける大友のことを指して言っていたと思いますが、全員がバックアタックを打てるのいうのも当てはまるんじゃないかと思います。
ほんと全日本強くなったと思います。守りがよくなって攻撃の幅も出た。去年のワールドカップの時よりも数段に。まだまだ強くなりますよ!全日本は。
最後に全日本チームのみなさん、おめでとうございました!!