ワールドカップバレー2003男子 日本 vs ベネズエラ

 18:00試合開始。強烈なサーブとスパイクは放つベネズエラの若きエース、ハリーことゴメスをいかに抑えるかが鍵。今年のパンアメリカンシップでは世界王者ブラジルを破るなど、その実力は急上昇中。今大会の初戦フランス戦で劣勢の中、一人気を吐き観客を味方につけていたハリーの姿が印象的でした。若いチームだけに乗せると怖いので、序盤から一気に押していきたいところ。
 今大会はじめてストレートでの敗戦(;´Д⊂) ベネズエラは強かったです。加藤の発熱や山本の捻挫等がなくても厳しい試合になっていたと思います。が、それらがなかったらもっといい試合、そして勝てたかもしれないと思うと・・・。勝負は時の運でもありますんで、こういうアクシデントが重なってしまったのは単に運がなかったと気持ちを切り替えて明日の試合に臨んで欲しいです。
 それにしても山本の精神力には驚きました。エースとしての自覚とでも言うんでしょうか。アクシデント直後はかなり痛がっていて一人で歩けないようだったのに、ベンチに下がってからテーピングしてもらってる姿を見た時は思わず目を疑いましたよ。度合いにもよりますが、捻挫ってすごく痛いんですよね。特にアタッカーとかになると足にかかる衝撃も大きいんで治療してすぐにプレー出来るもんじゃないと思うんです。でも、山本は志願して出ました。まだ先があるんだし無理して出なくてもと思いつつも、諦めないその姿勢には感動しました。
 ネット際で接触がある時って大抵ブロックに跳んだ側が負傷するんですよ。特に今日のベネズエラみたいに勢いで力任せにスパイクを打ってくるようなチームの場合は。相手がスパイクを打った勢いで突っ込んできて相手のコートの中に着地する形になる。そしてブロックに跳んだ側がその上に着地してしまう。解説の中で川合俊一も言ってましたが、「先に着地したもん勝ち」なんですよね。でも、突っ込んでくる方も意識的に突っ込んでくるんじゃないし、ブロックする方もそれを意識して避けることは不可能に近い。どのチームもこういうアクシデントとは背中合わせでやってるんで、さっきも言ったように運がなかったと気持ちを切り替えていって欲しいです。