男子バレーボール 日米対抗@大阪府立体育館

和歌山から始まった日米対抗も今日が最終日。場所は大阪府立体育館。この間行った滋賀での客の入りから考えれば、今日も大したことないんあろうなぁと思いつつ向かうと・・・驚いた。長蛇の列が出来てんじゃん。入り口から体育館を半周するくらいの列が。滋賀とはえらい違いです。でも、客の8割、いや、それ以上が女性だったのは滋賀と一緒(笑)あまりに女性が多いので、「今日もNewS来んの?」とか思っちゃいました(苦笑)来なかったですけどw そんな感じで「今日は客の入りすげー」とか思ってたんですが、入ってみるとやっぱりスタンドはガラガラ。最終的にはこの試合のあとに行われる黒鷲旗の開会式で会場入りした選手とかで結構埋まりましたが。
今日は最終戦&テレビ放送されるということで(かどうかわかりませんが)現時点でのベストメンバーを揃えていました。ベンチ入りの12名は、加藤陽一山本隆弘・細川延由・越谷章甲斐祐之杉山マルコス斎藤信治・山村宏太小林敦津曲勝利宇佐美大輔阿部裕太でスタメンは山本、甲斐、杉山、斎藤、山村、宇佐美、津曲。最終予選の12名もほぼこのメンツでしょう。予選の規定で12名のうち9名はワールドカップのメンバーから選出しないといけないらしいので、今回新加入の4人(斎藤・甲斐・杉山・山村)が全員残ることはありません。となると、外れるのは甲斐かな?と。甲斐を外すのは惜しいですけど。
結果は1-3で敗れたんですが、日本は良いバレーをしたと思います。負けはしたけど。昨年のワールドカップで、呆れてしまうくらいのクイックの少なさ、ブロック決定力の低さ、そして山本一辺倒の攻撃を見てきたのでセンターばかりに注目してしまうんですが、この日米対抗ではセンター線がよく機能してるんです!クイックもよく決まるし、ブロックも随所で出てる。セッターの宇佐美もサーブレシーブが短くなっても強引に縦のBに持っていったりしてるし。205センチという高さも相手チームにとっては脅威でしょう。ただ、二人ともワールドカップに出場したメンバーでないというのは少々皮肉な話ですが(^^;
あともうひとつ杉山マルコスの存在はやはり大きいですね。田中幹保監督がどうしても欲しいと言った理由がわかります。サーブ・レシーブ・アタックすべてのおいて高い技術を持っていて、かつミスが少ない。こういう選手がいるとセッターは助かるんですよね。とにかく上げればなんとかしてくれるって。思い切りいくところとかわすところがわかってる。トスが乱れても無理しない。でも、行くべきところでは容赦なく叩き込む。こういう選手って今の全日本にはいないんじゃないでしょうか。
日米対抗2戦を見てみて、日本のレベルは確実に上がっているとは思いますが、正直まだまだ厳しいと思います。でも、ワールドカップ後の「今回も無理やろ」という思いから「もしかしたらいけるかも」という風にも思えるようにはなりました。いや、やっぱり厳しいかw 最終予選まであと半月。劇的な技術のアップなんてありえないので、細かい部分を修正して本番に臨んで欲しいと思います。今日も津曲が後でスーパーレシーブしてるのにネットタッチとか何度かあったしね。自分達よりも強いチームとばかりやるんだから、しょうもないミスは命取りですよ。