GREEN DAY@大阪城ホール(前座はSUGARCULT)

最高でした。超ビッグなバンドなのに懐が深いというか(単に今日、機嫌が良かっただけかもしれないけど)、スゲーと思った。
セットリストとかは載せてないけど、ネタバレになるようなことも書いてるので注意。

SUGARCULT

単独でもライブやるようなバンドですが、今回はオープニングアクトとして登場。昔はけっこう好きでよく聞いてました。サマソニでは、最前ブロックの押し合いへし合い殴り合いwの中で頑張ったことも。
この手のバンド(パンクロック?)ならではのいい曲もあるし、盛り上がります。ですが、ぶっちゃけ今日はいらなかった。演奏も音が悪い上にキレがないというか、いまひとつだし、声も出てないし。始まりこそ盛り上がりましたが、徐々にトーンダウン。スタンドでも立ってた人が徐々に座りだし・・・みたいな感じでしたね。ま、みんなこの後のGREEN DAYが目当てなわけだし、盛り上がりが悪いのは仕方ないかもしれませんけど。しかも、この日のGREEN DAYが良過ぎただけに・・・。若いバンドだし、これからに期待かな。

GREEN DAY

セットチェンジもほぼ終了した頃、BGMにQUEENの「WE WILL ROCK YOU」が流れ出してひと沸き。それに続いて、英語版のYMCAが流れ出したとたんスタンドにいた外人のグループが踊る踊るw ステージにはウサギの着ぐるみ着た人が登場。そいつが煽ると、会場全体が踊りだすw 数千人がYMCAをやってる光景はちと異様です。いったい何の集団なんだ?って(笑)
そんなこんなしてると場内が暗転。いよいよ主役の登場です。待ってましたとばかりに、のっけからボルテージは最高潮。あー、こいうのが盛り上がってるって言うんだなと。というのも、この前、ここにSLIPKNOTを見に来たんですが、あんま盛り上がらなかったんですよ。その盛り上がりのなさにSLIPKNOTがアンコールを放棄したほど(苦笑)SLIPKNOTのパフォーマンスが悪かったということはなかったと思うんですが、いかんせん人が入ってなかった。今では結構大物感あるし人気もありますが、あの広い大阪城ホールではなかなか人は集められない。アリーナなんて半分以上スカスカだったしね。今回はアリーナも8割がた、スタンドでも6、7割は入ってたんじゃないかな。
正直、私はGREEN DAYのことあんま知らんのです。好みのジャンルとは違うので。以前、一度見に行く予定があったんですが、その時は仕事で行けなかったので、今回が初めてだったんです。その印象としては、声はよく出てるし、演奏もタイト。フロントマンの立ち振る舞いもカッコよい。でもって、曲も会場全体がノレるような曲からバラードまでいい曲たくさん持ってるし、人気出るのもうなずけるって感じでした。
内容は詳しく書きませんが、個人的にこの日のハイライトとなったのは、ステージにGREEN DAYともう一つハンドが誕生した時ですかね。どういうことかと言いますと、ライブの中盤過ぎに、BJが「ドラムデキルヤツー」と言い出して、アリーナにいたファンを一人ステージに上げました。簡単なリズムを刻ませたあと、「ベースデキルヤツー」と言って再びファンをステージへ。そして最後に「ギターデキルヤツー」と言ってさらにもう一人。その3人に簡単な演奏をさせて、それをバックに歌うといった粋な(という言葉だけでは言い表せない)計らい。大阪城ホールの数千人の観客の前が見てるステージでですよ。しかも憧れのアーティストと同じステージに。ファンだったら、たまんないでしょうね。あんなこと簡単に体験できるようなことじゃないですからね。私はスタンドにいたので、かなり遠かったのですが、そこからでもステージに上がった3人が楽しそうに、そして喜んでいる姿が見てとれました。
しかし、サプライズはここで終わらない。1曲歌い終わってステージ上から降りようとしたとき、BJがギター弾いてたファンに「Wait!Wait!Wait!Wait!」と引き止めて、いったんは受け取ったギターをなんとそのファンにプレゼント。これには会場全体が揺れましたね。羨ましいという想いがやはり大きかったんだと思いますが、私はその中に、同じGREEN DAYファンとして彼を祝福しようという想いを感じました。そういや、ベースとドラムやってた子らもなんか貰ったのかなー?
私はこのようなアーティストとファンが触れ合う場面に遭遇すると、自分のことじゃなくても、少し幸せな気分になれます。
一緒に行ったツレによると、この日のライブはかなりベストな選曲だったらしく相当満足してました。会場でも「やべー」とか「すげーよかった」みたいな声が聞こえたので、良かったんだと思います。何より普段全然聞かない私でもかなり良かったと思ったので、ファンならなおさらでしょうね。