バレーボール女子 決勝トーナメント

王者の胸を借りるつもりで。変な色気を出さずに全力でプレーして下さい。北京への道のりはもう始まっています。


・日本 3 [ 20-25 22-25 20-25 ] 0 中国
負けはしましたけど、いい試合をしたと思いますよ、俺は。大山のナイススパイクに大山のナイスレシーブ、そして大山のナイスサーブ。って、この前に引き続き大山加奈大絶賛ですか(爆)あ、でもナイスレシーブはありましたよ。体勢崩しながら相手の強打を上げたり。
それはともかくアテネで一番いい試合だったじゃないですか。全体的にレシーブは結構拾えてたし、スパイクもそこそこ決まってた。ただ、中国のバレーとは点数差以上に大きな差があるなぁと。2段トスの精度然り、ラリーの中でのレシーブ然り。この2つは日本はかなり悪いと思います。雑ですよ。だから次に繋がっていかない。中国はその辺が完璧ですよね。チャンスボールは確実にセッターの上げやすい位置に返すし、何気ないボールもちゃんとアタッカーの打ちやすいところへ上がる。基本的な能力の上回ってるチームにこういった細かいプレーをキチッとやってこられたら勝てないですよね。自らミスってたらなおさらです。
大林は「中国には大砲がいない」ということをしきりに言ってましたけど、確かにあの中国チームの中ではそうかもしれませんが、もし日本にいたら十分大砲と言われるような選手ばかりのような気がしたんですが(苦笑)
あと今回に限ったことじゃないですが、どうも日本のアナウンサーは、なにかにつけて「サーブのミス=攻めた結果」という風に言いますが(特に女子で)どうなんでしょう?確かに攻めるサーブ、点を狙いに行くサーブも必要だとは思いますが、それも場面によるのでは?連続得点、しかも相手のミスが絡んでの得点の時は、何より確実に入れることは重要なんじゃないかと。相手は苦しんでるんですから、入れとけばまたミスるかもしれないし、ブロックできるかもしれない。それなのに、自分たちの手で相手を楽にさせてしまってる。で、決まって実況では「狙っていった結果ですので仕方ないです」って言うでしょ。男子はサーブで自滅したんですよ。
最後にバックブロード。世界で大友だけ(杉山も?)らしいですが、どうなんでしょう?相手にとっては受ける機会がないってことで最初は効果があるかもしれませんが。ただ普段リベロと交代で下がってる大友が後衛でも残ってる時点で、バックブロードがあるって予測できませんかね?予測できても止めれないっていうのならいいんですけど。ま、相手にとっては予測すべきパターンが増えるということで十分脅威かもしれません。
期待された先輩たちが緊張でガチガチだっただけに、木村沙織のプレーをもう少し見たかったなぁと。